2012年 12月 02日
見通しの甘さ、途中経過の大切さ
今は昔、後醍醐天皇の建武の新政の頃、二条の落書というのがありました。
此頃都ニハヤル物…で始まるあの落書です。
こちらのサイトの中に原文と訳文があります、ご興味のある方はここをクリック…
昔、中学生の頃、三無主義というのはいけないと
口酸っぱくなるなるほど叩き込まれた記憶があります。
三無主義とは、無気力、無関心、無責任
此頃都ニハヤル物…を此頃巷ニハヤル物…と置き換えてみると、
その最たるものはやはり、この三無主義、すなわち無気力、無関心、無責任に
尽きると思います。
しかも、それを世の中や政治やグローバル経済のせいにして
無気力、無関心、無責任の三無主義が老若男女を問わず
その精神構造を蝕んでいるような気がします。
そしてその行き着くところは見通しの甘さ、無責任につながってきます。
仕事でもネット注文でも見通しの甘さ、そしてほったらかし、途中経過の欠如が目立っています。
キチンと何事もなく、事が進むようであれば何も問題はありません。
忘れていたから何とかして!すっかり忘れていたからどうしようもありません!
さらに“人間誰でも失敗はあるでしょ!”
1回や2回ならまだしも、それも新人ならば許される可愛さもあるのですが…
それ以外になると、さすがに二の句も出ません(苦笑)
読者の中には、そんな馬鹿な?と思っておられる方も一度じっくりと周囲を見回して下さい。
そんな時に、何も言わなくても、かゆいところまで気配りされる対応を受けると…
さすが!と感動してしまいますよね!
これができる方や組織は見通しを常に見極め、途中経過の報告も検証もキッチリ!
あらゆることに通じる基本であり、難しい理論より基本がキチンとできているかどうか?
スマホでいくら情報検索していても、これができなきゃ!話になりません。
だからこそサービスでも、商品開発でも、これがこれからの差別化のキーポイントになってくると思います(ペコリ)