知的タンスの引き出し思考と師弟関係のあり方!

最近、色々なところで、師匠であったり、師というべき方々に指導を受けた方に
共通する法則みたいなものを見つけました。

立派な師匠と呼ばれる方は総じて、弟子がこれから遭遇するであろう場面に
必要となる教えを指導期間の長短に関係なく、全てをきちんと教え込んでおられる。

ある場面で困った時に、師匠のひと言や教えをふと思い出すこと!

ああ、あの時おっしゃっておられたのはこのことだったのか!

どうやらその道を究めた師匠ほど、その的確な指導が素晴らしいらしい。

体罰や脅しじゃなく、すうっと身体に染み入るようにさりげなく諭して、教えを受け渡している。

その時は何にも感じなかったことだが、なぜか記憶に残っていて、それが必要な場面に
差し掛かってくるとフラッシュバックのようによみがえる。

また、何より、教えを受ける側の態度も素直であればあるほど、この関係はうまくいくらしい。

これが真の師弟関係みたいなことを表現は変われど、真髄は共通している。

しかもタンスのような概念の体系のそれぞれの引き出しに必要な教えを入れている。

例えて申し上げるならば、由緒あるお寺のおみくじが番号毎に入っている小さなタンスみたいなもの。

師匠の頭の中には整理整頓された教えが体系的に形としては見えない、
概念上のタンスが存在しているということになる。

そして、そのタンスをいくつも持っていて、新たな知識や経験があれば、それぞれの
引き出しに入れていくように整理整頓されて体系化されていくような感じです。

まるで整理ダンスの何段目に肌着、何段目にシャツ…といったように
それぞれの引き出しに教えのエッセンスの分類とそこから系統的に
智慧や技や考え方や精神までもが、見事につながっていく。

その作り上げた体系的な知的タンス(教えのかたまり)を師匠は弟子に受け渡し、
弟子はそこにさらに自分の体験や智慧を加えながら研ぎ澄ませて、さらに
パワーアップした知的タンスを作り上げて、次代に受け継いでいく。

我々凡人にはなかなかそこまでの域には達しないが、少なくともタンスの大枠づくりと
そこに多少なりとも智慧や経験を少しずつからでも入れていくことはできるかもしれない。

千里の道も一歩から、さあ今からでも始めていきたいと思っている(ペコリ)
by mitsuketai | 2013-02-08 23:31 | 教え