その前にやるべきことがある!宝塚 アジア本格進出 国内は頭打ち 新ファン開拓へ

宝塚 アジア本格進出 国内は頭打ち 新ファン開拓へ

記事の中に以下のくだりがある。一部省略している部分はご了承願いたい。

宝塚歌劇団が「海外ビジネス展開」にかじを切る。
女性を中心に根強い人気があり、来年100周年を迎える宝塚歌劇だが、
不況や少子高齢化の影響で国内の観客動員数の伸びは頭打ち。

海外公演をビジネス化するのは、国内の観客動員に陰りが出てきたためだ。

宝塚歌劇団の観客動員数は年間約250万人。

宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)、東京宝塚劇場(東京都千代田区)に加え、
地方公演もこなすが、リーマン・ショック後は、農協をはじめ、団体客が大きく減った。

そこで、芸術鑑賞など学校教育の中での観劇を働きかけたり、演目に
ハリウッド映画やゲームの要素を取り入れ、時代に合った改革を進めてきたが、
国内での成長には限界がある。


世の中すべて伸び悩みを“不況や少子高齢化”のせいにしている。

今回の記事によれば、宝塚の観客動員の伸び悩みも“不況や少子高齢化”のせいにしている。

今年の1月 大劇場公演はベルばらのオスカルとアンドレ編

連日、大劇場の開門前に長蛇の行列ができていた。

すべて“不況や少子高齢化”が原因だとこれはどう説明をつけるのか?

かつて、ベルばらがヒットする前にも、宝塚は観客動員が伸び悩み、
ベルばらで息を吹き返した歴史的経緯がある。

当時のトップスター達はベルばらがヒットする前に、真摯に研鑽を積んでいたし、
競争倍率の高い今の歌劇団員よりも謙虚さがあったように思う。

確かに、現在の団員や音楽学校の生徒の中にも素晴らしい人材、
実に謙虚な人材もいるが、その真逆も結構多い。

取り巻きを引き連れて偉そうに楽屋入りする者、道を譲っても
会釈のひとつもできない者、夜な夜な遊びほうける者…

嘘だと思うのなら、少し歩けば分かるはずだ!

分からないとしたら、それは職務怠慢の極み、即刻辞表モノ(苦笑)

舞台人の前に、人間として大切なものが欠けている。

それが芸に現れるのである。

昔は立派な演出家の先生が人間性の部分もしっかり指導なさっていたのではなかろうか?

すべてを否定するつもりはないけれど、昔の演出家の先生方の舞台からは
何かあったかいものが伝わってきていたように思うのは私だけだろうか?

花の道の小林一三翁の胸像の前を一礼もせず、通りすぎる者が大半なのも呆れかえる。

もっとも阪急の社員も誰ひとり一礼しないのだから、無理からぬところだけれど…

それと観客動員の伸び悩みが“不況や少子高齢化”に原因があるとするならば、
それは経営幹部が自らそう仕向けているのである。

今、ご覧になっているご婦人方は学生の頃、3階C席の500円で観劇していて、
あのすばらしい舞台の雰囲気を感じ、いつかB席、A席、S席へと年齢を
重ねるに連れて創造されたお客様である。

将来の顧客となる女性ファンをその成功方式を徹底的に研究された
AKB48に奪われている分もたぶんにある。

農協をはじめとする団体さんも、いつの間にかSS席などを作って
価格を吊り上げて行った価格戦略に嫌気をさしたのである。

そもそも小林一三翁は帝劇のオペラを観た時に、3階の奥まった席で
若い学生たちの興味を観て、大衆に支持される宝塚歌劇のアイデアを
思いついたことは小林一三翁に関する著作やご本人の著作を読めば分かる。

そういう顧客を創造する価格戦略なり、座席の提供が必要なのである。

阪急の歴史、いや小林一三翁が作り上げてきた大衆を相手にした
日銭の稼げる第3次産業は顧客の創造に他ならない。

少なくとも阪急の関係者は今一度、創業者の著作を3冊くらいはしっかり読んでほしい!

阪急の幹部も宝塚の幹部も、いや今後の阪急関連の入社試験に
“小林一三翁の考え方”なるモノを出題したり、レポート試験を課したらいい。

パナソニックにも言えることだが、創業者の精神が生かされていないところは
総じて経営不振なことはまことに不思議なことではあるが、なぜか一致している。

時代の流れとはいえ、やはりそれぞれの企業は創業者が創業しなければ、
そもそも現在の企業たる存在はないのである。

創業者が今の企業を作り上げるには、現在の経営を立て直す以上の
苦労や苦渋の経験を重ねて作り上げてきたのである。

当然に、その創業から発展にわたる歴史に学ぶべきところがあるはずである。

最後に、なぜ宝塚歌劇ににぎわいがなくなったのか?

ある出来事から急に活気がなくなったことと不思議な関係がある。

それは2009年1月から始まった楽屋への花差し入れ禁止。

2010年は2009年に比べて格段に観客動員数が減少している。

確かに当初はかわいい花のバスケットの差し入れが高価な胡蝶蘭が
幅を利かすようになっていたが、初日、中日、千秋楽のあの華やかな
花の道の光景がすっかりなくなってしまったのである。

不思議なことに、差し入れ禁止と観客動員数の激減と符合しているのである。

本音は高価な花の差し入れに回す費用を観劇費用に回してほしいという声も
聞こえてくるが、それは別の問題である。

事実、花の差し入れ禁止が観客動員にどういう影響を及ぼしたのか?

因果関係が明確ではないかもしれないが、2つの事象が一致している以上、
少なくとも検証していく必要性はあるはずである。

ともかく言いたいことは、伸び悩みを“不況や少子高齢化”のせいにする前に、
アジアにお客を開拓する前に、目の前にやるべきことがあるはずであり、
足元を見つめていかないといけないということである(ピシャリ)
by mitsuketai | 2013-02-18 19:34 | OH!タカラヅカ