松江 彩雲堂の和菓子三題

松江は七代目藩主で藩中興の祖として名君の誉れ高い 松平治郷公、茶号は不昧公

藩の財政を建て直しや積極的な産業振興とともに茶人としても有名ですね!

今回は松江の銘菓を製造・販売している彩雲堂さんの和菓子を三題ご紹介!

ここの名物菓子は何度もご紹介している銘菓 若草

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不昧公が好んで1月から4月のお茶席に好んで用いられたお菓子。

それは歌にも詠まれていることからも分かる。

曇るぞよ 雨ふらぬうちに 摘みてむ 栂尾山の 春の若草

春のもえる新緑を連想させる色彩と求肥の柔らかい食感で
寒い1月から暖かくなる4月までをお茶席に投影するのが日本のお茶文化

次は若草と並んで有名な銘菓 山川

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手で割った側面の凸凹を山と川に見立て、紅白を紅葉と川のせせらぎを表した落雁のお菓子

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散るは浮き ちらぬは沈む 紅葉ばの 影は高尾の 山川の水

この古歌が銘菓の名の由来、幕末まで松江藩のおとめ菓子の歴史がある。

非常にシンプルですが、ほんのりと上品な和三盆糖の風味と優しさが抹茶に合います。

最後にご紹介するのは不昧公茶記などに残された銘菓 やまかつら

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東雲羹(小豆羊羹)、黒糖羊羹、叢雨(餡そぼろ)を重ね合わせたお茶席向けの一品です。

東雲羹と村雨を合わせたお茶席用のお菓子。

(注)東雲羹…冷やした卵白30g(約1個分)を泡立てて、途中でグラニュー糖を小さじ1杯ずつ
         2回加えながら、角がピンと立つまでよく泡立ててメレンゲを作り、このメレンゲに
         羊羹を少しずつ加えながら混ぜ合わせ作ったもの

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(注)叢雨(餡そぼろ)…米の粉と餡(あん)をまぜて、蒸したものを、一般的に村雨餡(むらさめあん)と
               いいます。ほろほろとした形をしていますが、口あたりは優しく、蒸しパンを
               上品にしたような、ムッチリシットリした、餡の風味の濃い味わいが特徴です。

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見た目にも美しく、食べても違う食感と味わいを一度に楽しめます。

実に松江のお菓子は奥が深い!風情もあって、おいしいものがあって、上品さがある大好きな街です。

今年は出雲大社も遷宮なので、体力が許せばまた久しぶりに行ってみたいなあ…(ペコリ)
by mitsuketai | 2013-05-06 09:08 | おすすめスイーツ