おススメ本 新しいウイルス入門

自分自身が食道がんを経験して以来、がんや生化学やウィルスといったことに
興味を持つようになってきています。

この年齢になって、今さら勉強しても…と思われるかもしれませんが(苦笑)

手頃ということもあって、もっぱら講談社のブルーバックスで関連する書籍を
片っ端から読んでいます。 

ブルーバックス=新書と侮ることなかれ!  

第一線の学者や研究者が分かりやすく書いておられるのでなかなかのもの!

自分が高校生の頃にここまでブルーバックスが充実していれば人生変わっていた(笑)

まあ、それはさておき、今回のおススメ本“新しいウィルス入門”をご紹介!

e0009772_14304514.jpg


ウィルスとひと言でいっても、ノロウィルスやインフルエンザウィルス、天然痘ウィルス、
ヘルぺスウィルスから中東で問題になっている新種のコロナウィルスまで実に幅広い。

どれもこれもおなじかな?と思っていたら、構造は単純なものから複雑なもの、
増殖過程も単純から複雑なものまで多種多様。

この多種多様なウィルスは生物の進化にしたがって、ウィルスも進化してきた結果。

ウィルスと聞いただけで厄介者、病原体としてのイメージが先行しがちだが、
この本を読んでいくにつれ、生物の進化と切り離して考えられないことも
だんだん分かるようになってきた。

生物が生きる世界とウィルスの生きる世界は同じということである。

ただ時と場合によって、一方が一方に対して消費行動的な相互作用があったり、
どちらか一方が犠牲者的運命をたどったりすることになるのである。

ウィルスと聞けば、誰でも完全に除去したくなるのはある意味当然かもしれないが…

一方でウィルスが悪さをするのは、何らかのバランスが崩れて、一方的に増殖しなければ
ウィルス自体も共生できなくなった結果としての帰結かもしれない。

病気に関して言えば、その大きな要因のひとつはストレスかもしれない。

ということは、ウィルスの撲滅もひとつの考えとしたら、ウィルスと平衡状態を保ち、
いかに共存共栄、共生していくか?を考えることもひとつの考え方。

これは組織やコミュニティーや政治、国際関係にも言えるような気がする。

対立軸を作って、相手を徹底的につぶす手法が目立ってきているが、
一方でお互いが共生、つまりいつも申し上げているように、東洋的発想の
“共存共栄”という平衡状態を知恵を絞っていかに作り上げていくか!

その意味ではウィルスを学ぶことって案外勉強になるかもしれないと思っている(ペコリ)
by mitsuketai | 2013-06-23 14:28 | おススメ本