2013年 10月 03日
冨士屋あめ本舗の「薩摩大隅きび飴」
パッケージをみるとなんとなくノスタルジーを感じる飴です。
いや、飴と言うよりも、オブラートで包んだヌガーみたいなお菓子が表現上ピッタリかも…
食べてみると、はったい粉のような香ばしい風味の中にさとうきびのコク味を感じます。
大隅半島の冨士屋自家農園で栽培されたさとうきびを使用。コクが自慢のやわらか仕上げ。
それもそのはず、原材料を見れば一目瞭然…
原材料は麦芽水飴、さとうきび汁、三温糖、黒砂糖、麦炒粉(裸麦・大麦)、オブラート(大豆を含む)
麦芽水飴、さとうきび汁の配合割合が多いのでどうしても柔らかく、歯に粘りつく場合もあります。
はったい粉のような香ばしい風味は麦炒粉(裸麦・大麦)
いきなり粘りつくのを防ぐためにオブラートで包んであるのです。
普通の飴のように固めてしまえば、麦芽水飴、さとうきび汁、三温糖、黒砂糖で練り上げた
この菓子本来の風味がなくなってしまう可能性があります。
麦芽水飴の優しい甘味、さとうきびのコク味、三温糖や黒砂糖のパンチのある甘味…
それぞれの個性的な甘味の存在感を生かしつつ、麦炒粉(裸麦・大麦)のアクセントが
それぞれの甘味の個性をさらに引き立たせています。
それがヌガーに近い食感でオブラートに包まれているゆえんかなあ…
なかなか他にはない味わいの飴であって、飴でもないようなきび飴になっています(ペコリ)