なぜ1年で実がなる早熟リンゴの開発が求められるのか?

先日、こんなニュースが流れていました! 

1年で実がなる早熟リンゴ…岩手大が開発

植物の開花を促進する遺伝子などを組み込んだウイルスをリンゴの種に作用させ、
通常なら5~12年かかる果実ができるまでの期間を1年以内に短縮する技術を、
岩手大農学部の吉川信幸教授(植物病理学)のグループが開発した。

品種改良に必要な年月の大幅な短縮につながり、他の果実への応用も期待できるといい、
同大は特許を申請している。

吉川教授らは、リンゴから取り出した病原性のないウイルスに、開花を促進する遺伝子と開花を抑制する遺伝子の一部分を組み込み、発芽直後のリンゴの種に感染させたところ、1か月半~3か月後に開花。11か月後には果実ができ、採れた種も正常に発芽した。

開花を抑制する遺伝子の一部に、リンゴ本来の成長抑制遺伝子を阻害する働きがあると考えられるという。


いわゆる果実というのは、実がなるまでかなりの月日を要するのは周知の通り!

桃栗3年、柿8年、梅はスイスイ13年、梨はゆるゆる15年、柚の大バカ18年、ミカンのマヌケは20年…

まあ、今まで果実の新品種の育種は期間がかかるのが当たり前!

では、今なぜ、1年で実がなる早熟リンゴの技術が必要なのか?

それは急激に起こっている地球温暖化が待ったなしのところに来ていることに他ならない。

少なくとも10年たてば信州長野でみかんができて、りんごの産地は北海道へ…

せっかく長野で10年かけて新品種ができても、その頃には栽培適地ではなくなってしまう。

先の先まで見据える、今まで一歩先ならせめて十歩先、できれば百歩先くらい…

何もかもそんな時代の流れを意識しつつ、その反面、足元の基礎知識はしっかり!

そんなことができるヒト、モノ、企業や組織だけが生き残るのかもしれない(ペコリ)
by mitsuketai | 2013-10-11 23:55 | 野菜のソムリエ