腹巻の切り売り!

井原西鶴の日本永代蔵にも出てくる一反続きの木綿を
切り売りして手ぬぐいにし、縁日で売って儲けるビジネスのお話し。

e0009772_1859443.jpg


京の大黒屋の放蕩息子 新六が勘当されて放浪の末、
江戸に入る手前の品川宿で物乞いに訊いた話から
ヒントを得たもの。

楠木健さんの戦略読書日記のサイトから引用させていただくと…

新六が彼らに「何か新しい商売の工夫がないものだろうか」と聞くと、
1人が「貝殻を拾って、霊岸島で石灰を焼くか、刻み昆布か花鰹を削って量り売りするか、
一反続きの木綿でも買って、手拭の切売りをするか」と答えた。

そこで新六は伝馬町の木綿問屋の知り合いを訪ね、手拭の切売りを始めた。
しかも、天神様の縁日の日を選んで、下谷の天神に行って売り出したところ、
参詣人が縁起をかついでどんどん買い求めたので、1日のうちにそうとうの利益を
得ることができた。

それから毎日工夫を重ね、10年も経たないうちに5000両の金持ちになった。


江戸時代の考えでも現代に通用することがないかなあ…と街を歩いていたら…

まさに犬もあるけば棒にあたる!

なんと現代版、反物の切り売りビジネスを見つけました。

それがLunchの切売りハラマキ!

詳しくはこちらをクリックしてLunchのサイトをご覧下さい!

このブランドはワコールの新しいブランドであり、新業態。

使い方に合わせて好きな長さで自由にカットして購入できる画期的なもの。

しかも腹巻=バカボンのパパやフーテンの寅さんの腹巻の
イメージからはかけ離れているオシャレでカラフルなもの。

女性用もメンズにも、それぞれ用途に合わせてカットすればそれぞれ別物!

一反の腹巻の素材が長さによって、用途によって切り売りすれば新しいビジネスになる。

アメリカの経営理論もいいけれど、井原西鶴の日本永代蔵も改めて読み直してみて、
そこに流れている商売のコツを抽象化して、圧縮して、現代の消費者が求めている
ニーズにうまく応用すれば、新しいビジネスモデルのヒントがつかめるかもしれない(ペコリ)
by mitsuketai | 2013-10-24 19:00 | ビジネス