2013年 11月 03日
11月5日はお亥の子さん
しかも11月は亥の月です。
したがって11月の亥の日は亥の子の日となります。
亥の子の日はお亥の子さんといって各地にお供えをする風習があります。
まずは亥の子餅…イノシシの子どもに見立てた和菓子です。
亥の月・亥の日・亥の刻に食すると、無病息災と子孫繁栄(いのししは多産のため)が叶うという
平安時代からの宮中の行事に由来しているようです。
こちらのサイトには源氏物語に亥の子餅が登場することも紹介されています。
今年の亥の月・亥の日・亥の刻は11月5日午後9時~11時
今回ご紹介させていただくのは笹屋伊織さんの亥の子餅
※笹屋伊織さんには11月5日に予約をしておりますが、 今回はこのブログで告知するにあたり、
1個だけ前もって購入して撮影しました。
笹屋伊織の亥の子餅の解説はココをクリック
※なおホームページの説明は2008年時点のもので亥の子の日は変わっていますので注意!
こういった歳時記的な和菓子は売れ残りを避けるため、ごく少量しか作られません。
亥の子餅は皆さんのお近くの和菓子屋さんでも製造・販売されているお店があるかもしれません。
今ならまだ間に合うかなあ!と思い、事前にご案内申し上げた次第です。
またイノシシは火の神様の使い、そのため亥の子の日にコタツ、火鉢に火を入れると
火事にならないと言われています。
戦前は電気こたつはなかったので、季節的にこの時期からコタツに豆炭で火を入れたり、
茶道の世界では炉開きの日とされています。
地域によっては柚子や大根も供えます。
今回、北斗農園さんから見事な柚子を送っていただいたので、亥の子餅と一緒にお供えします。
日本にはこういった季節毎の行事があります。
百貨店やスーパーの食品売り場はこのところハロウィーン一色でしたが、
日本には歳時記で季節を感じる風習があります。
海外の風習もいいですが、先人が伝えてきた日本古来の歳時記をもっと大切にしていきたいと思いませんか(ペコリ)