街を変える小さな店…京都のはしっこ、個人店に学ぶこれからの商いのかたち。

街を変える小さな店…京都のはしっこ、個人店に学ぶこれからの商いのかたち。   

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京都の人気書店「恵文社一乗寺店」の店主が、自身にとって「地元になくてはならない」
「京都らしい」と感じる個人店の現場を見直し、街の本屋が生き延びるヒントを探る。


恵文社一乗寺店といえば知る人ぞ知る!旧来の書店を超えたライフスタイル提案型書店

雑貨あり、ギャラリーあり、食べ物あり、フードイベントあり…

その内容もチェーン店ではとうてい真似のできない単なる書店を超えたユニークな本屋さん

もちろん、本の棚もスタッフがテーマを作って集めたセレクトコーナー

食にまつわる棚があれば関連陳列として食器や調理道具や食材も…

ヴィレッジバンガードもよく似た業態ですが、やはりここまではなかなか!

その恵文社一乗寺店がなぜできたのか?やはりもうひとつの京都で
有名なユニーク書店のガケ書房のオーナーとの対談や珈琲の六曜社など
なくてはならない個人店の良さを通して説明している。

日本各地、イオンモールなどの金太郎飴型のモールが闊歩して
昔ながらの個人店が消えると同時に、面白さがだんだん消えて、
それが街の衰退化、シャッター通りが増えることに拍車をかけている。

マニュアルで紋切り型は一見、効率的にはいいが、個性がないためやがて衰退する。

一方、個人店では先ほどの恵文社一乗寺店のようにセレクトした商品売場を
構築できる人材を育てるのはなかなか至難の業である。

かつて、ユニークな食品売り場の商品開発、商品開拓を行う仕事に
携わったことがあるが、これは開発の人間、売り場を作れる人間が
二人三脚でないとなかなかうまく機能しないことも経験した。

食品を例にとると、レトルトカレーで棚を構成する場合、すべてのレトルトカレーを
集めてきて、並べればいいというものでもない。

ビーフカレーならこれとこれ!タイカレーならこれ!関連の食材としての
ココナッツミルクはこれ!そしてこのレトルトカレーの棚全体を
構成したコンセプトとなぜ、これをおススメするのか?

この問いに的確に答えることができる接客ができないと意味がない!

その想いをメーカーや仕入れ業者に熱く語れないと、お客様を満足させることができない!

これは本の棚をセレクトする場合も同じ。

それができるためには、最終的にはその仕事が好きでなければ到底無理。

かなりの努力と忍耐と勉強と執念と情熱が必要だからである。

だからチェーン店ではこういうことができない限界、大きな壁がある。

それが可能なのはこの本に出てくる個性的な小さなお店でないとできないのである。

街の活性化=大型店やショッピングモールの誘致ではやがてライフサイクルの終焉を迎える。

おもろい、ユニーク、個性的な店をシャッター通りに誘致して、自由自在にやらせる!

そういうことに民衆は飢えているのである。

その欲望で膨らんだ風船にプシュッと針で突くようなことが活性化につながるし、
なかなか真似ができないので、さらに人が人を読んで街が活性化するのである。

街を変える小さな店…京都のはしっこ、個人店に学ぶこれからの商いのかたち。

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この本をお読みになって、一度考えてみれば、なるほど!と思ってもらえるかも…(ペコリ)
by mitsuketai | 2013-12-02 22:40 | おススメ本