6月30日 夏越祓と水無月

今日は6月30日 1年のちょうど折り返し、神社ではこの半年の罪や穢れを祓い、
残り半年の無病息災を祈願する夏越祓の神事が行われます。

知らず知らずのうちに罪や穢れがあるのが普通の人間で、半年くらいのスパンで
自分を見つめ直すのは必要なことを古来の人は考えておられたのだと思います。

自分を省みても、おそらく罪、穢れは10本の指では数えきれないなあ!と思いつつ…(苦笑)

半年に一度くらいは自分を見つめ直して心の棚卸みたいなことは
情報過多、忙しすぎる現代人にとっては必要かもしれません。

ところで、夏越祓には水無月という和菓子を食べる習慣があります。

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白の外郎生地に小豆を乗せ、三角形の形に包丁で切った和菓子です。

小豆は邪気を祓い、三角形の白い外郎は暑気を祓う氷を表しているとか…

昔々は氷室に貯蔵された氷は庶民には縁遠いもので、
それを白い外郎生地で氷に思いを馳せていたのです。

表現が適切かどうかは分かりませんが、心頭滅却すれば火もまた涼し!

昔の人にはこういった形で暑気を祓う心の余裕があったことを
現代人は改めて見直す必要があるなあ!

水無月をいただきながら考えさせられた今日6月30日でした(ペコリ)
by mitsuketai | 2015-06-30 21:13 | 催事記