江戸の誘惑…?

『江戸の誘惑』少々意味深なテーマですが…(苦笑)

もうすでにピンと来た方がいらっしゃると思いますが、
これは今、神戸市立博物館で開催されている
ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展です。
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今や、ボストン美術館でしか見ることのできない
浮世絵のしかも肉筆画を見ることができる
貴重な展覧会です。

賛否は別として、最近の隊長流鑑賞方法は
一瞥してピンと来るものをじっくり見ることにしています。

今回、不思議にも、ピンと来たものの大半が
葛飾北斎の作品!

やはり圧巻は鳳凰図屏風と唐獅子図

鳳凰屏風図は構図と色彩感覚は抜群!
全体は個のために!個は全体のために!
まさしくバランス感覚の賜物!
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あらゆる角度から味わえる点は富士山に
ある意味、似ています。
ひょっとして富嶽三十六景の富士の絵が
影響しているのかなあ…

唐獅子図は色遣いは違うものの、あの
マチスの金魚を見た時と同じ感覚!
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唐獅子と金魚を引き立たせる構図は
何か共通点を感じます!

※いずれの画像もasahi.comの画像を拝借しております。

それと画像がないのですが、強烈に衝撃を受けたのが
北斎の月下猪図と李白観瀑図!

水墨画に近い紙本墨画淡彩!

月下猪図は白黒の濃淡で月明かりと猪が今にも
動くのではとまるで生きている様を描き、
李白観瀑図ではほとばしる瀑布の水柱を
これも白黒の濃淡でリアルに表現されています。

この絵の前では、魅力に引き込まれ、しばし動けませんでした。

鳳凰図屏風、唐獅子図、李白観瀑図はいずれも
日本初公開!5月28日まで開催されています!
by mitsuketai | 2006-05-05 16:50 | アート