なぜ、伊右衛門は売れたのか。

今、書店の目立つところにある1冊の本が積み上げられています!

その本は『なぜ、伊右衛門は売れたのか。』
e0009772_1043680.jpg


事実、サントリーの緑茶飲料はこの伊右衛門がヒットするまで
連戦連敗でした。

サントリーの営業の方もメガヒットブランドのサントリー烏龍茶
南アルプスの天然水なっちゃんなどのヒットのある一方で、
肩身の狭い思いをして、苦戦されていたのを知っています。

伊藤園の『おーいお茶』は初めて緑茶そのものをペットボトルに
入れて販売し、キリンは生茶葉エキスを入れて、『生茶』という
強烈なイメージを前面に出して、市場を席巻していたのは周知の事実。

では、この状況下で、なぜ、伊右衛門は売れたのでしょうか。

理由は下記の3つだと思います。

1.こだわりの茶葉を使用したこと。
2.選び抜かれた二つの水。
3.甘みを引き立てたこと。


この3つの理由を突き詰めていくと、美味しいお茶を実際に
淹れて飲むにはどうすればいいのか、ここの部分を徹底的に追求し、
試行錯誤しながら、美味しいお茶の飲み方の核心部分に
たどり着いた結果だと思います。

この本でも、サントリーのプロジェクトチーム全員の老舗茶舗や産地を
含めた京都巡りからスタートしています。

実際のモノづくりの大切さは一見無駄に思えるかもしれない
ものごとの原点である現場巡りから見つけ出すことだと思います。

実際にサントリー 伊右衛門のホームページをご覧いただければ
このことがすっきりとイメージできる作りになっています。

久石譲 オリエンタルウィンドの曲にあったシンプルなサイトも
このプロジェクトチームの優秀さと情熱がほとばしっています。

目先の経費ばかりを云々したり、人のヤル気を大事にしない経営者の
もとでは、決してヒット商品は出ません…(苦笑)

結果が出るかどうか分からない中で、成果を追い求める開発チームの
苦労とその対極にある喜び、これは経験された方は思わず頷かれるのでは
ないでしょうか。
by mitsuketai | 2006-06-15 07:30 | ヒットの予感