2006年 11月 24日
味覚を磨く!
今、味覚やそれを教育に応用できる本はないかと
一生懸命探しては、読んでいる日々が続いています。
そんな中でネット検索してであったのがこの『味覚を磨く』
タイトルは『味覚を磨く』になっていますが、服部先生と
三国シェフが対談も含めた食の大切さを分かりやすく
書き下ろされた新書です!
この本はできるだけ多くの人に読んでいただきたいと思います。
詳しくは読んでいただきたいと思いますが、隊長の感じたことを
いくつかご紹介します。
タイトルにある“味覚を磨く”ためには意識して食べることが必要。
例えば、野菜についても冬場の野菜と夏の野菜では味わいが違います。
ちなみに野菜のソムリエは野菜の食べ比べや食べた時期によって
どのように感じたか、なぜそう感じたか、これを徹底的に行います。
そして冬場の野菜は気温の低下や霜から身を守るため、糖質を増やして、
細胞が凍って壊れないようにします。そして糖質はビタミンの原料になるので
ビタミンの含有量が多くなるメカニズムも理解するようになります。
意識して食べて自分が感じたこと、そしてその理由を探求する。
美味しさを味わうとともに、その命をいただくことも学びます。
それと大人が子供にも自分たちと同じものを食べさせて味を教える
教育も重要です!
その点、隊長の祖父は3才位の頃からどこへ行っても大人と同じ
お膳の料理を食べさせていました。今考えると、ありがたいと思います!
それと大切なのが、子育てと食育!胎教から3才くらいまでは
スキンシップや微笑かけるという親子のコミュニケーション、
ここでの愛情のかけ方如何で愛情に育まれた心の豊かな子になります。
食育については3才から8才まで、家庭で食卓を囲み、同じものを
食べながら、マナーや作法、好き嫌いをなくすことが必要!
そしてその後は成人するまでの成長過程での正しい食を見守ること。
今、個食と孤食も含め6つの“こ食”が言われていますが、家族が
ひとりづつ別々に食べる孤食以上に問題なのが、家族別々の
メニューを同じ食卓で食べる個食!
やはり母親が家族のことを考えてつくる料理を家族が食べる!
以前はどの家庭でも当たり前だったことが重要だと思います。
これらはこの本から感じたほんの一部ですが、皆さんもこの本を
読まれると、食に対して何か意識が変わると思いますよ!