味覚を磨くことの大切さ!

以前から、味覚を磨くことは脳を鍛えることにつながると思っています。

最近、その考えを確固たるものにしてくれたのが、この本です!
それが『給食の味はなぜ懐かしいのか?五感の先端科学』
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この本で京都大学大学院農学研究科の伏木先生のお話が
味覚を感じるメカニズムについて分かりやすく書いておられます。

味は基本的には、甘味、苦味、うま味、塩味、酸味の五つの味!

甘味はそこに糖があるよ!というサイン!同じように塩味はミネラル、
うま味はアミノ酸や核酸、苦味は化学物質や毒性らしきものがそこには
あるというシグナル!
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つまり、それぞれの味は『意味のある栄養素がそこにある』という
栄養学的な価値を予見させる信号!

そして甘味、苦味、うま味についてはその味を感じて脳に伝える
受容体が舌にあり、塩味はイオンチャンネルで、酸味は水素イオンと
細胞膜の相互作用でキャッチされ、脳に刺激として伝わります。

そして、それぞれの味が5種類の神経系統を通して脳に伝わっていき、
脳がフル回転して、味を認識するのです。

しかも、人間にとって危険なサインである苦味の受容体は20ほどあり、
これらのセンサーと脳をつないで、味を認識するのだそうです。

人間の味覚を磨くと、その情報処理能力はおそらく
スーパーコンピュータでも太刀打ちできない思います(苦笑)

この素晴らしい情報処理能力を我々人間ひとりひとりが持っているのです!

特に、味覚の形成にとって重要な8歳までに、徹底的に本物の味を
教育する味覚教育は大事だと思っています。

味覚教育をしっかり行えば、子供の持つ素晴らしい情報処理能力は
飛躍的に向上すると思っています。

これと並行して、読み書き計算の基礎学力を徹底的に鍛えれば
中学以後に恐るべき成果を残すと思います。

食育が日本の将来を救う意味のひとつはここにあると思いますが、
皆さんはどのように思われますか?
by mitsuketai | 2007-01-24 23:30 | 食育&地産地消