佐伯祐三とパリの夢

大阪市立近代美術館・心斎橋展示室で開催されている
『佐伯祐三とパリの夢』を見てきました。
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大阪が生んだ稀有であり、若くして夭折した天才画家 佐伯祐三。

今まで、佐伯祐三の絵を生で見ることがなかっただけに
初めてみるとインパクトがありました。

彼が描くパリの街角の絵は、独特の立体感と質感があり、
タッチは自らの命を削って描いたのではと思うほど迫力があります。
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自画像にも感じるのですが、どの絵を見ても何か一抹の孤独感や
寂しさがにじみ出ているような気がするのは不思議です。

生前、あまり評価されず、死後、評価されたこととは無関係で
ないような気がします。

同時に展示されている、モネ、ロートレックからピカソ、
ローランサンの絵画と対比しながら見ていくと、なかなか
興味深く、それぞれの個性をうかがい知ることができます。

おそらく異国の地で孤独と戦いながら、自分の思いを
キャンバスに託しておられたのだなあと、自分自身、
感慨に耽っていました。

芸術を鑑賞する意義は人それぞれでしょうが、私はその芸術を通して
魂と魂のぶつかり合いを感じることだと思っています。
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日常から離れて、芸術に接することは生活に新たな潤いをもたらす、
これもひとつの効果ではないでしょうか!
by mitsuketai | 2007-03-01 21:50 | アート