2007年 05月 13日
売れる商品の宝庫?
お茶屋さん(旦那衆が行く祇園のとは違う…笑)には
市川園や佐藤園というようにカタログ通販が多いようですが…
その中でも、宇治田原製茶場が毎月発行する読み物風カタログの
月間 茶の間の発行部数は何と80万部というからスゴイ!
競争激化する通販業界でありながら、独自のヒット商品があります。
北海道産100%小麦、三温糖に赤穂の焼き塩だけが原材料の
健康ビスケットなどはロングセラーのヒット!
商品構成も比較的年齢の高い購買層をターゲットに絞って工夫。
しかも月間 茶の間は京都というブランドをうまく意識させて
通販商品と全体のイメージを高めています。
ココからが今日のポイントです!
この月間 茶の間は生きた商品開発のネタがいっぱい!
特に観光地でお土産や特産品を開発する担当者にとっては
格好の教材なのです。(宇治田原製茶場には申し訳ありませんが…)
私も開発ネタの教材として結構読み込んでいます。
これは推測ですが、某メーカーの黒豆ココアがヒットする前に、
月間 茶の間に掲載されていたビン入りのきな粉ココアが
秘かにヒットしていたような気がします(苦笑)
紙面の取り扱いが大きくなってきたら、たぶん売上が上っているのでは…
そして、その頃には、宇治田原製茶場の開発チームはおそらく次の
ヒット商品のネタを血眼になって探して、商品化しているからスゴイ!
その懐の深さが80万部の配布と商品の販売実績を継続している要因。
これだけの情報をこの月間 茶の間 1冊から読み取ろうとすれば
かなりの情報を収集することができます。
これだけの情報がぎっしり詰まって年間購読料は何と1,050円!
あとは情報を生かすも、殺すも読み手次第ということになりますね(苦笑)