幼稚園と介護施設!

現在、うちの父親がお世話になっている療養介護施設、
もとは幼稚園だったところを改装しているところです。

先日亡くなった祖母の件も含め、ずいぶん老人保健施設や
介護施設を見て廻りましたが、いずれも雰囲気が暗いなあ!と
感じるところが大半でした。

ところがお世話になっている介護施設、さすが、もとは幼稚園だった関係で
中の雰囲気がとても柔らかいのです。

もちろん、そこを運営しておられる先生の優しさと指導があればこそですが…

プライバシーの問題等があって画像をお見せできませんが、真ん中の
吹き抜けになっているお遊戯スペースが機能回復訓練の場であったり、
ランチルームが食堂であったりと、意外にも有効活用ができています。

園児が少なくなって閉園になった幼稚園の環境の良さに先生が着眼され、
がんばって競売で落札され、改造して、雰囲気の明るい療養介護施設に
再生された手腕はスゴイ!と思います。

自治体の人口構成にもライフサイクルがあり、幼児や児童の急増期を
過ぎ、子供たちが独立すると、今度はその親たちが年齢を重ね、急激に
高齢化社会になると思います。
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事実、多くの自治体は過去に借金をして作った学校の施設で
今は使われなくなっているところもかなりあると思います。

この時の借金で財政悪化になっている自治体もあると聞きます。

今までの学校の構造では対応がなかなか難しいのですが、
これから幼稚園や保育所、小規模な学校を設計する際には、
少ない改造で老人介護施設にも対応できるようなデザインを
心がけるべきではないかなあ!と思います。

幼稚園は幼稚園、学校は学校、介護施設は介護施設といった
固定観念は取り払い、少ない改造で多機能に転用できる工夫が
必要だと思います。

財政難を理由に、介護に対する負担も大変な時代になってきますが、
こういう転用方法を考えることで建設にかかるコストを削減し、
その分を本当に必要なところに回せば、かなりの効果が期待できます。
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商品の原価計算にも言えることなのですが、本来必要とされることを
削るのではなく、創意工夫して、無駄をなくすことがコストダウンの真髄です。

品質を落としたり、ごまかすことはコストダウンとはいいません!

でも、血税である税金を、何も考えず、湯水の如く使うような新聞紙上を
にぎわす一部?の不届き者には、こんな考えは通じないのかなあ…(笑)
by mitsuketai | 2007-06-24 17:30