梅栗植えてハワイへ行こう!その2

昨日は大分県大山町のことをお話ししました。

梅栗植えてハワイへ行こう!この運動のことを
大山町ではNPC運動と呼ばれています。

NPCとはNew Plum & Chestnutsの略。
梅と栗を付加価値の中心に据えようという意味!

すなわち、米麦中心の日本農業の指導に対し、
より生産性の高い農業として梅と栗の栽培を進め、
付加価値の高い果樹農業への転向なのです。
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農家所得の拡大で、豊かな生活を送ろうということに他なりません!

梅だけを出荷しても儲けは少ないが、加工品の梅干しにして
直販所で売れば、売上も所得も伸びるのです。

地元の新鮮な野菜を使って、野菜でこんなおいしい料理が
できるんだ!これを農園レストランで体験させる。

農家レストランの人気は、野菜って工夫次第で
こんなにおいしくたべることができるのか!という発見。

野菜の魅力を高めるだけで付加価値が出てくるんです。

そうすれば、野菜や梅を既存の流通で出荷するより
売上も所得も上がり、ヤル気も出てくる。

大規模集約化だけが農業活性化じゃないということは
ここの成功事例を見ているとおのずと証明している。

ココまでは全国各地で考えるが、肝心なところは別にある。

地域全体をブランドとして盛り上げていかないと成功はおぼつかない!

今、大山町は梅干しに続く特産品としてエノキ茸に力を入れている。
たかがエノキ茸というなかれ、品質の良さでは群を抜いているとか!
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これは1軒や2軒のスーパー農家がやってもたかが知れている。
テレビを見ていると、あるスーパー農家が自分の持つ技術を地域の
農家に惜しげもなく提供していた。

なかなかできないことだが、結果的には大山町全体のエノキ茸の
品質レベルが上らないと、そのスーパー農家の売上も限界が
見えてくるのは自明の理なのですが…

そうは言うものの、実際は自分が苦労して得た技術を
おいそれとはなかなか教えることができないところを
大山町の優秀な農家は実践している。これがスゴイ!

だから、大山町のエノキ茸というブランドに育ったかもしれない。

これによく似た話があの明太子!

明太子のリーディングカンパニーのやまやさんは
自分の技術を特許で囲い込まず、福岡の業界全体に
惜しげもなく、教えたとされている。

その結果、明太子は推しも押されぬ博多名物となり、
市場規模が年々大きくなっていった。

1軒や2軒の業者ががんばったとしても、広い世界では
けし粒のようなものかもしれないが、これが集まって面になると、
大きなひとつのブランドになってきます。

小異を捨て大同を取る!大山町の地域ブランドの活性化を
見ていて、そんなことを感じていました。
by mitsuketai | 2007-06-30 21:33