2007年 08月 15日
数字に強くなる!
それが、会社の数字に強くなる本!
実際に読んでみると、中身は実にコンパクトにまとまっています。
基本的な数字に強くなる、計数感覚を身につける、
コスト感覚や利益感覚を身につける、そのまとめとして
決算書と経営分析に強くなる…について豊富な事例を
踏まえて書かれてあります。
1本の原価:750円、定価1,000円のワインを5本販売する場合、
A店は5本セットを14%割引で、B店は定価のままで5本まとめて購入した
お客様に1本無料プレゼント…さてどちらが儲かるか?
実際、ビジネスの場での儲かるの意味は計算感覚ではなく、
計数感覚でとらえることが必要です。
答えを知りたい方は、会社の数字に強くなる本!を買ってみて下さい(苦笑)
ところで、白い恋人の石屋製菓で賞味期限の偽装問題が…
それどころか、バウムクーヘンに黄色ブドウ球菌まで…
つい先日もご近所さんに白い恋人をいただいて食べてしまった…(笑)
ミートホープにも言えますが、利益を計上するための手法が間違っていると思います。
推測の範囲ですが、廃棄するのがもったいない!利益がなくなってしまう!
そんな計算感覚が、根底にあるような気がしてなりません。
かと言って、廃棄のことも考えて、その損失を補填するために
利益が出た時に内部留保しておこうとすると、Sパートナーズのような
投資ファンドが高配当を求めてきたり…と大変な一面もあります。
大事なのはソロバン勘定でなく、継続性を考えた計数感覚なのです!
数字に強くなることは、今や経理や財務だけでなく、
ビジネスのあらゆる場面で要求されています。
利益や損失の多くは実際、現場での活動に起因しています。
そういった意味もあって、この本がビジネス書として売れているのかも…