2007年 09月 24日
中国食品の思わぬ影響!
先日、こんなニュースがあったのは記憶に新しいところです!
この会社、あの珍味の『うまいか』を開発したことで有名な会社です。
会社のホームページをご覧になられると、真面目ぶりは伝わってきます。
ところが昨今の中国産食品の安全性の問題でとばっちりを
受けての企業倒産は実に気の毒な話です。
取引先や取引銀行も社名の変更を会社側に強く申し入れされていたようですが、
歴史と愛着のある社名の変更に躊躇していたところの倒産だったようです。
中国産食品とは関係ない、風評問題であることを、新聞広告等で
広く周知できなかったのかなあと残念に思います。
先週末から、長野、群馬、栃木、岐阜等の食品関連の方々と
情報交換していますが、ここでも中国産食品の問題が予想以上に
深刻な問題となっています。
この地域には、山菜やきのこ、にんにくやハチミツといった中国産原料を
輸入して、惣菜や佃煮、ビン入りハチミツ等を加工して販売している
中小の零細業者が結構あります。
中国産原料の安全に対する懸念から、総じて売上が半分以下に
落ちて、倒産する会社もちらほら出ています!
コストダウンに走ったツケがここに来て、命とリになりかねません!
やはり、国内産商品や他の海外に原料調達のルートを確保して
リスクの分散を図っておかないと、大変なことになります。
中国産食品の問題は中国だけの問題ではなく、日本の
食品加工産業にも思わぬ影響をもたらします。
海外依存の食品輸入がストップすることだって可能性はあります。
少しでも、国内での食料原料の調達比率を上げておかおないと
これからもっと大変なことが起きるような気がしてなりません!