食のブランド

昨日、ベジタブル&フルーツマイスター協会の大阪教室で
福井理事長の講演を聴いてきました。

お題は“農産物におけるブランディング”

そこでブランドの定義を改めて教えていただきました!

ブランドとは何か…ユーザーが価値と思うことを約束すること!
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この定義、昨今の食品の信頼を揺るがす事件を考えると非常に重みがあります。

ユーザーが価値と思う商品を開発したり、農作物を栽培すること。
そして、さらに喜んでもらうために日々改良を行い、期待に応えること。

さらに、価値と思うことに対する基準を定め、適正な管理を行い、
ユーザーの期待や信頼を裏切らない保証体制を確立すること。

ユーザーはそういう信頼をブランドに求めているはずです。

ところが、赤福も船場吉兆もお客様がそれぞれに求められたブランドの価値とそれを
守る約束を破って、金儲けに走ったために、自らのブランドを失墜させてしまったのです。

今日のニュースで、若林農林水産大臣が赤福のJAS法に対する
改善報告書を精査している旨の記者会見を取り上げられていました。

その中で、改善が適正に行われているか、農水省の職員を派遣して
徹底的に監視、指導する方針をおっしゃっておられました。

このニュース、一見すると、かなりきつい指導にも映りますが、
私は若林農水相の赤福に対するエールだと思っています。

ずさんな管理を是正し、農水省職員が監視・指導を行うということは
ある意味、農水省が赤福の品質をきちんと監視して、保証します!ということを
暗に行っているように感じるからです。

それだけ、赤福が地域経済に及ぼす影響が大きいだけに
行政も何とかしなければ…という思いが強いと推察しています。

たぶん、船場吉兆は悪質なので、そこまでのエールはないと見ています。

今、ユーザーが価値と思うことを約束すること!というブランドの定義を
きっちり守っている企業にとってはチャンスです。
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傍らの売上拡大を横目にしながら、正直に頑なにあるべきブランドの定義を
実践してきたところには、ようやく明るい陽射しが見えてきたように思います。
by mitsuketai | 2007-11-13 22:38 | 食の安全&表示