2007年 12月 14日
大阪府知事に望むこと!
そんな状況の中で、どうしても述べたいという気持ちをお許し下さい。
大阪府知事選挙の候補者擁立が連日報じられています。
8年前、大田知事は経済産業省出身で、中央とのパイプを通じて
ヒト、モノ、カネを大阪に引っ張ってきて、府民の生活を向上させると
いう公約を掲げて当選されたという記憶があります。
ところがこの8年間どうだったでしょうか?
大阪を代表する武田薬品工業の研究所は流出しました。
シャープの堺進出は必要以上の補助金を払って体面を保っただけです。
堺市に知人がたくさんいますが、政令指定都市になっても
シャープが堺に進出しても、市民に対するサービス水準は下がる一方だとか!
顔色を伺っているのは霞ヶ関と財界ばかり!
以前、大阪国際会議場で記者団の会見に応じている場面に遭遇しましたが、
高慢な態度を目にして、不愉快な気持ちになったことがあります。
政治はまず人々の生活を守ることが大前提であり、これができなければ失格です!
大阪府は財政難を理由に、府民に対するサービス水準を低下させています。
何よりも大阪の人々の元気の無さがそれを証明していると思います。
昨日もお客さんを大阪と神戸に案内していて、
大阪の元気の無さと神戸の活気の対比が際立っていました。
大阪と神戸の街を歩いていただければ、その差が歴然と分かります。
市民に対するサービス水準の切り下げの前に行政自らがどれだけ
ムダを排除しているか、きちんと検証がなされるべきだと思います。
そんな時に思い出すのが、江戸時代後期の名君 上杉鷹山!
画期的な福祉政策を実行し、民からも慕われた人物です。
あのケネディ大統領が最も尊敬した日本人!
だからこそ、党派や組織に関係なく、パフォーマンスに長けた人物より、
本当に府民の痛みを分かって、大阪人に元気と希望をもたらしてくれる
候補者が出てほしいなあと思っています。