2008年 01月 08日
七草粥の効用!
皆さんは七草粥は召し上がられましたでしょうか?
我が家ではきちんと毎年 七草粥を朝にいただいています。
ところで春の七草の内容をおさらいしておきたいと思います。
芹(せり)、薺(なずな)、御形(ごぎょう)、繁縷(はこべら)、仏の座(ほとけのざ、
菘(すずな、蘿蔔(すずしろ)の以上ですね。
この七草がゆについては、正月のごちそうで弱った胃を休めるとか、
日常の生活に戻す行事とか、中国ではこの時期に七草を入れた
あったかいおかゆをたべると、一年間無病息災であるとか…
実にさまざまな理由があるようです。
しかしながら、実際のところは冬に不足しがちなビタミンやミネラルを
身近な野草で補給するという先人の生活の知恵が様々な理由をつけて
伝説や習慣となって残っているのだと思います。
冬至にカボチャやゆずというのも、カロテンなどの栄養素が
寒い時期に多発する中風(いわゆる脳血管障害)予防に効果が
あることを行事や歳時記にからめているのです。
食に関する行事は、先人が考え出した生活の知恵の集大成であり、
これらの行事について学ぶことは、これすなわち立派な食育だと思います。