おみくじの原価は1円!

おみくじの原価は1円!

このタイトルに見惚れ、思わず買ってしまったのがこの本です(笑)
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おみくじの原価は1円、これに対して少なくとも我々は納得して
100円や200円を支払っています。

この世の中、同じように原価率が低く、知らず知らずのうちに
我々が納得して、儲けに貢献しているビジネスがいかに多いことか!

具体的には、この本をお読みいただくと納得します。

私は最近、暴利であっても、利益は一概に悪だと思わないようになりました。

なぜなら、利益が出ることもあれば、損失が出ることもあり、
いかにバランスよく考え、トータルで必要な利益を生み出すことが
重要だと思うようになったからです。

これは国全体を考えてみれば、ますます重要ではないかと思います。

世の中をよくする方法は資金の流れをよくすることですよね!

つまり、一方で暴利で儲けた資金を、合理性がなじまない事業につぎ込む
いわゆる、所得の再分配機能。

医療や子育て、公教育といった部分など利益主義がなじまない分野に
適法な経済活動で獲得した暴利をつぎ込むことでバランスを保つことです。

ひと握りの勝ち組とその他大勢の負け組の構成では、結果的には
世の中全体の経済活動は停滞し、人心は荒廃し、生産性は低下します。

その昔、池田勇人首相が所得倍増論を打ち出しましたが、
今必要なのは、再分配機能による流動いや可処分所得倍増論(笑)
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またまた脱線してしまいましたが、この本で利益を確保できるビジネス構造を
研究し、ガッポリ稼いで、その分をゼニカネでは判断できないセーフティーネットに
生かすような動きがここかしこで出てくれればいいのになあと思っています。

ビジネス感覚を持ち、再分配のバランスを保つ、この二刀流と
モノづくりニッポンの復活が日本浮上のきっかけのような感じがしてなりません!
by mitsuketai | 2008-03-11 22:30 | おススメ本