2008年 03月 20日
おはぎと小豆と中国問題!
きな粉、つぶあん、こしあん、青海苔…
どのおはぎにも共通しているのが小豆あん。
あんぱんや和菓子にも小豆あんは不可欠…
和菓子に使う小豆あん、国産の大納言小豆を使うものから
中国であんに加工されたものまで実に様々。
実際、中国で加工された小豆あんが大半を占めています。
今、中国産加工食品が何かと問題になっています。
現場サイドではどんな動きが起こっているのか…
中国加工小豆あんに対する忌避現象
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国内産小豆原料で国内加工の小豆あんへのシフト殺到
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国内産小豆の高騰
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コストを考え、中国産小豆を日本国内で加工
こんな現象が起こっていますが、これで一件落着とはいきません。
中国産小豆にも輸入割当があって、おいそれと数量は増やせないのです。
しかも天津等の輸出検査は忙しさと検査基準の強化で貨物は停滞
そのうちあんぱんなど、価格の安いものには影響が出てくるかもしれません。
安ければ中国産、安全性に対する懸念が出たら国産…
この右往左往することを繰り返していると、そのうちどっちつかずに!
食育には、こういう事例を説明しながら、身近な農業や
地産地消に対する教育を、あんぱんやおいしいお菓子を
食べながらレクチャーすることもありかなあ…
今回は、お彼岸にちなんで、おはぎと小豆と中国問題!
こんなお話しでお付き合いをいただきました(ペコリ)