原油価格高騰のウラを読み解く?その5

戦後、敗戦国であった日本の学校給におけるパンと牛乳の導入!

これは戦勝国 アメリカの思惑があったといわれています。

日本復興のためにアメリカの善意といわれた、いわゆるダラー物資。

実際、日本人児童の栄養面では助かった面もあり、感謝しなければなりません。

ところが、小さいうちからパンなどの小麦製品や飼料穀物をエサとする
酪農製品を日本の食生活の中に溶け込ませる意味合いもありました。

1965年、戦後20年の節目くらいから、小学生の頃、学校給食で
パンに慣れ親しんできた世代が結婚し、家庭を築き始めます。

と同時に核家族化が進展していきます。

ということは、戦前のコメを中心とした日本の食生活が欧米化へと
変遷していく訳です。

食卓がちゃぶ台からテーブルへと代わっていくのと時期が呼応しています。

日本で唯一自給できるコメの消費量が減り始め、油脂類や畜産品、
小麦製品の割合が高くなってくるのです。

そうなると、アメリカ農産物の対日輸出が増えてきて、今やどうにも
後戻りできない状態にまでなってきているのです。

そんな中で、原油価格高騰、地球温暖化防止、二酸化炭素削減の
対応策として、バイオエタノールがもてはやされ、小麦、とうもろこしと
いった穀物の価格が高騰しています。

とうもろこし、日本人にとっては主食とは関係ないように思いますが、
食用油、清涼飲料等の甘味である異性化糖(ぶどう糖、果糖)、
畜産や養鶏の飼料として、今や日本の食卓にとって重要なのです。

とうもろこしが上がると、肉や酪農製品や卵も騰がります。

そのとうもろこしを燃料に転用しようとするからおかしくなるのです。

そんなことより省エネで二酸化炭素を削減しないと意味がないのです。

そのうちに食糧の大半を輸入に頼っている日本では食べ物がなくなってしまいます。

ではどうすればいいのか?

①コメを食べること②身近な食材の割合を増やすこと、
③カロリー過多につながる油脂類や畜産物を調整すること!

あいまいな食育の定義が氾濫していますが、ズバリ言って、
食育とは“身近な食材で生き抜く能力を身につける”ことだと思います。

世界の食文化を知ることも大事ですが、身近な食材で必要な
カロリー補給ができるためには、それぞれが何をなすべきか?
そこを考えることが大事だと思いませんか?

身近な食材で生き抜くことができれば遠い異国から高い原油を
使って、穀物や食料を輸入することを減らすことができます。

二酸化炭素削減にも、万が一、食糧の輸入がストップになっても
いくらか対応できるようになるのです。

だから、食育にとっては地産地消!地元の食材を使うことがキーワードになるのです。

このポイントがきちんと理解できているかどうか?
各地の食育基本計画を拝見してみると、温度差を感じますね(ペコリ)
by mitsuketai | 2008-06-12 23:13 | ウラを読み解く?