殺人トマト?

こんなニュースがあったことをご存知だと思います。

殺人トマト? 米で食中毒騒動、マックなど使用自粛

原因の特定はなかなかできていませんが、ひとつ考えられることがあります。

今日の朝日新聞の夕刊にも書かれていますので、この問題を取り上げます。

キーワードは有機栽培における堆肥!

問題なのは粗悪な堆肥の問題。

堆肥の原料となる家畜のフンや残飯にはサルモネラ菌や
病原性大腸菌Oー157など食中毒を引き起こす細菌が
含まれている可能性があるのです。

普通は堆肥を積み上げて、醗酵させて肥料にします。

醗酵の際に出る熱が60℃~70℃くらいにまで上がれば
かなりの病原菌は死滅するのですが、醗酵熱が不十分だと
細菌が死滅せず、未熟な堆肥となって、細菌は残ってしまいます。

そしてその細菌が作物に付着し、増殖してしまうこともあるのです。

新聞記事によれば、大腸菌の検出率もレタスでは05年:6%⇒07年:13%、
カット野菜 9%⇒15%、ミツバ 26%⇒39%

堆肥を使った有機肥料での栽培が全て安全であるとはいえないのです。

有機栽培の中身を知らずして、言葉だけでの安心はかえって怖いのです。

また反対に必要以上に恐怖をあおられることもよくありません。

何事も長所もあれば短所もある!
きちんと原理原則を考えないと、生兵法は怪我のもとになってしまうのです。

生で食べる前には流水でよく洗うことでもかなり防げます。

野菜を茹でたり、トマトでも湯むきしたり、フォークに突き刺して
コンロであぶったあと、さっと氷水に冷やして皮をむくことでも
かなり効果があるのです。

そう考えると、お母さん方が野菜の下茹でしていた光景!

つまり野菜のブランチング(下ゆで)は野菜に含まれる酵素を失活させて
煮くずれや褐変(茶褐色に変化)を防ぐだけでなく、細菌や
農薬を除去する意味で大切な役割があることって分かりますよね(ペコリ)
by mitsuketai | 2008-07-16 22:26 | 野菜のソムリエ