桃太郎トマト

今朝、NHKのビジネス新伝説 ルソンの壷で京都のタキイ種苗が紹介されていました。

ご存知のように、日本における種苗のトップ企業。

番組でも触れていましたが、皆さんが日頃召し上がっておられる
桃太郎トマトはタキイ種苗のヒット商品。
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桃太郎の中にもいくつかの品種があるのですが、今や
全トマトの70%を占めるのがこの桃太郎品種。

実は、タキイ種苗がお客様である農家に新品種のトマトを
使ったジュースを来場者に試飲させる目的で開発の話があり、
滋賀県 湖南市にある広大なタキイ種苗の農場にお邪魔したことがあります。

甲子園球場が17個すっぽり入る広さ!

どこからどこまでが敷地ですか?と質問させていただいたところ
あの山とこの山に囲まれたところが敷地です(笑)

本当に壮大なスケールで大学のキャンパスより大きいくらい(驚)
しかも農家の子弟を教育するための授業料無料の園芸学校まであります。

種苗メーカーの品種改良はある作物に別の作物の花粉を受粉させる
交配活動によって、採種を行い、さらにその種を使って栽培した作物を
交配させ採種を行い…この作業が延々と続くわけです。

桃太郎トマトの特徴は輸送に耐えられるように外の皮はしっかり、
その反面、中身は完熟、しかも食味も改良、品種改良が完了するまでに
なんと16年かかったそうです。

そりゃ遺伝子組み換えの技術を使えば、期間も短縮でき、簡単かもしれません。

ただ、受粉作業の繰り返しという自然の営みに近い品種改良の方が
結果的には強い、永続性のある品種ができるのではと推測しています。
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遺伝子組み換えを推奨する学者先生からはお叱りを受けるかもしれませんが、
自然の営みに近い交配の結果として生まれるものには自然の摂理に
合っているように思えるのです!

遺伝子組み換えは安全と言われても、遺伝子だけを無理やり取り出して
交配したものについては、現在の理論だけでは分からない弊害が
将来、起こるような気がしてならないのです。

この広大な敷地や人間の手による交配の結果としての育種、
これからも大事にしていただきたいものです。
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そうしないと日本の農業もモンサントみたいな巨大アグリビジネスの
遺伝子組み換え種苗に牛耳られるかもしれないですよ(ペコリ)
by mitsuketai | 2008-09-28 12:22 | 野菜のソムリエ