お米のなみだ!

先日、出張先の駅で列車の時間待ちをしていた時に、
ふとあるパンフレットに眼が留まりました。

そのパンフレットのタイトルはここにホントの「伊達」があります。

その中に掲載されていたのが、“ゆきむすび”という新しいコメを
生んだ鳴子の米プロジェクトに関する記事。

舞台は鳴子温泉から秋田県境まで山間地区に入った鬼首地区。

寒冷な気候が災いし、どんな品種を栽培しても稲が青立ちしてしまう
どうにもならない米づくり、米の需要低下、米価下落、農家の高齢化
…厳しい環境に翻弄され、存亡の岐路に立たされた地域社会。

そこに奇跡を起こしたのが米の新品種“ゆきむすび”

平均15℃という水の冷たさでも稲穂を実らせ、収穫した米を
食べてみると、まるで“おこわ”のような食感で冷めてもおいしいとのこと!

村民がおいしい食べ方を模索した結果が地域に受け継がれた伝統を
フルに生かした企画へつながっていく、鳴子の職人が作った漆の器や
桶、曲げわっぱにアケビのツルで作った篭に村人が丹精こめて握った
“ゆきむすび”のおむすび!

都会の生活者を招待しての試食会、思いもよらないたくさんの人々が
かけつけ、参加者ひとりひとりが老農夫の手を握りしめ「おいしい」の連呼。

生産者が今後も農業を続けていける価格帯でコメが売れ、あっという間に…
20軒の農家が作る3ha分も年間予約でこれまた、あっという間に売り切れ。

鳴子温泉はこのお米を使ったもてなしで集客増につなげています。

この記事を読んでいて色々なことを感じました。

何も目新しい作物でなくても、取り組み方次第ではコメでも成功できること!

栽培が難しい地域で実る作物はそこでしか生まれない美味しさがあること。

厳しい環境でも実る植物には並外れた生命力の勢いがあること。

地域住民が一丸となってコツコツと努力する姿を神様はご覧になっていること。

ひとりのスーパースターじゃなく、全員参加型の創意工夫。

実に考えさせられることがあると思いませんか?

ところでこの鳴子の米プロジェクトをモデルとしたテレビドラマが…

NHK仙台放送局開局80周年記念ドラマ お米のなみだ

来週 日曜日 夕方の全国放送が楽しみです!
by mitsuketai | 2008-10-10 23:27 | 食育&地産地消