値上げ論、値下げ論!

電気やガス料金の値上げが新聞のトップに載っていますが、
食品の値上げは一時のピークを過ぎ去ったように思います。
(大手メーカーの希望小売価格の値上げは相次いでいますが、 
スーパー等の実勢価格の値上げは峠を越したように思います。)

確かに原油相場や穀物相場に対する行過ぎた投機が
一服したこともありますが、実情はそんなことではないと思います。

今年の9月1日にこんな記事を書きました。

大手スーパーも価格値下げや生活防衛と銘打っていますが
実際のところ、消費が落ち込んで、売上減少、利益も減少します。

メーカーは工場維持のため、最低数量は生産しなければなりません。

そうすると、売上が減少すると、当然在庫があふれ、お金が入ってこないどころか
逆に在庫負担の倉庫費用や金利を、企業活動に貢献しない形で、体力を
奪っていきます。

じゃ、作らなければいいじゃないの!

モノづくりはいったんやめると、元通りにはできないのです。

製造現場にも派遣労働者で景気変動に対応すればいいという
安易な考え方に終始していると、モノづくりの品質は知らず知らずの
うちに劣化していき、とうとうできなくなります。

アメリカをご覧いただければ、モノづくり衰退の姿はお分かりだと思います。
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今回の資材、原料の高騰により、メーカーは希望小売価格は上げましたが
規模が大きくなればなるほど、組織維持のために最低限の利益を確保する
ための売上が必要になってきます。

このターニングポイントが普通、だいたいピークの2ケ月後にやってきます。
ですから、9月1日にもう少しお待ちいただくと、値上げが一服し、
値下げに転じますよ!と暗にご案内させていただいたつもりです(ペコリ)

一方で素材や原料メーカーは本当に強気です(困)

今は強気ですが、しっぺ返しが来ることもあると思います、なにせ世の中は諸行無常。
難局には皆で耐え忍びあって、捲土重来を期す共存共栄が必要だと思うんですが… 

景気低迷による売上減少、素材・原料のまだまだ続く価格高騰
多くの加工メーカーはまるで、サンドイッチのハム状態(笑)

まさしく、中身は苦渋の選択での値下げ対応なのです。

そんな状況を少しでも改善するためには、お客様のニーズを
上手に収集し、一定の利益を景気の変動に関係なく確保できる、
ユニークな一番商品(品質も世に出すのも一番)を開発することに尽きます。

言葉は簡単ですが、これがなかなか難しいので大変なのですが…(ペコリ)
by mitsuketai | 2008-11-01 09:44 | ウラを読み解く?