戦略PR 空気をつくる。世論で売る。

ヘタなマーケティングの本を読むより、この本はずっとオススメ!

それがアスキー新書 戦略PR 空気をつくる。世論で売る。
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この本を読んでみてそんな感じがしています。

今や単に広告宣伝を打つだけでは成果が上がりません。

広告代理店の言うことを盲目的に信じて“成果があがらない!”と
お嘆きの方には、この本が言うようにまずはPRと広告の違いを
はっきりと認識するところから始めないといけないかもしれません。

PRと広告の区別がハッキリと区別できない場合はぜひご一読を…(ペコリ)

最新の総務省のデータによれば消費可能情報量(ヒトの処理できる情報量)に
対して選択可能情報量(世の中に流れている情報量)はなんと12年前の
637倍に膨れ上がっているとか。

インターネットの出現によって、情報洪水が発生しているのに対して
市場は成熟している、しかも消費者はますます疑い深くなっている。

そんな現状では単に広告宣伝を打っていくら商品の良さを説明しても、
実際のユーザーがインターネットで配信した情報が違っていると
全てが疑心暗鬼になってしまうのも当然。

どちらの情報が正しいかどうかは別として…

そんな時代だからこそ、まじめに本当に価値があることを
様々な角度から情報を発信して、ああなるほど!という
空気が生まれてはじめてお客様の支持が得られるのであろう。

今なぜ“しょうが”がブームなのか?

オバマが使った戦略PRとは何か?

LG21乳酸菌入りヨーグルトが売れた理由は…

マス広告をすれば通用する時代は終わりを迎えている。

ここまで申し上げれば、PRと広告は違うんだなあ!と
何となくお分かりいただけると思います。

つまり、広報と広告宣伝はイコールじゃない!広報の重要性が分かってきます。

そしてこの本を読んでいてふと感じたこと、
それはこの世の中“ひとり勝ち”は長続きしないということ。

民衆はバカじゃない!民衆を納得させる空気づくりができなければ衰退する。

旧態以前のスタイルにしがみついている産業も政治家も組織も
あっという間に取り残されてしまようなことがそう遠くない時期に
訪れるような感じもします(ペコリ)

※同じアスキー新書 明日の広告も併せ読むこともオススメします。
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※お詫び…公開にしたつもりが非公開になっていることに気がつきました。
       申し訳ありません(2009年2月1日23:56)

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by mitsuketai | 2009-01-31 23:58 | おススメ本